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卒業生紹介

ABS秋田放送 アナウンサー 酒井茉耶 さん

2012年09月04日(火)

近況報告

 ABS秋田放送でアナウンサーの仕事をしています。秋田に住んで7年目。毎年夏は竿燈まつりにお囃子で参加し、車の雪道運転にも慣れ、「んだ」「がっこ」「めんこい」と、秋田弁も話すようになりました。心も体もすっかり秋田県民です。
 

夢いっぱいの高校生活。友達の励ましが、私の背中を押してくれました!

 「アナウンサーになりたい」という夢を持つ私の背中を押してくれたのは、仰星高校の友達です。
 「夢を持つ若者が少ない」という話をよく耳にしますが、私の高校時代、周りの友達は夢と希望に満ちあふれていました。留学したいという子や、学校の先生になりたいという子、医者や弁護士を目指す子、福祉関係の仕事に就きたいという子…。それぞれ目標を決めて、実現するために、クラブ活動や勉強を毎日がんばっていました。そんな友達のがんばる姿に良い刺激を受けた高校時代でした。
 大学に進学して就職活動を始めてからも、「茉耶なら大丈夫!絶対になれるから!!」という友達の励ましが、就職活動を乗り越える大きな力になりました。

 私は仰星の中高一貫コースだったので、友達とは6年間一緒に学んだ仲です。今も大阪に帰る度に中学・高校時代の友達に会います。仕事や子育てをがんばる姿を見て、今でも刺激を受けています。仰星高校の友達は、一生付き合っていきたい大切な友達ばかりです。

つらい就職活動を乗り越えアナウンサーへ。夢に思い描いていたよりも素敵な仕事でした!

 卒業後、進学した立命館大学ではさまざまなことに挑戦しました。モンゴルでホームステイをしたり、天神祭のギャルみこしを担いだり、京都競馬場でアルバイトをしたり、興味を持ったことは何にでもです。
そして、大学3年生の夏からアナウンサーを目指して就職活動を始めました。これが、今思い出しても苦しくなるくらい、なかなかうまくいきませんでした。不採用の通知が来る度に、何度もあきらめようと思いました。一日中布団にくるまって泣いたこともあります。
ただ、泣いているだけでは何も変わりません。自分のどこをアピールすればいいのか。知性や感性を磨くにはどうすればいいのか。前向きに行動するようになりました。「あきらめなければ夢は叶う」そう信じて突き進んだ結果、秋田放送に内定。2006年の4月からアナウンサーとして働いています。入社してすぐ国体のキャスターを経験、現在は情報番組の司会、ラジオのパーソナリティを担当しています。

テレビの生放送中
 

 よく「夢と現実は違う」と聞きますが、私の場合、アナウンサーの仕事は夢に思い描いていたよりもステキな仕事でした。毎日いろんな人に出会うことができます。新しい発見の連続なんです。夢の仕事に就くことができた幸せを感じながら日々仕事をしています。
 

アナウンサーの仕事にゴールはありません。日々努力!一生かけて、表現の幅を広げていきたい!!

 大阪で生まれ育った私が、秋田で仕事をする。高校時代は考えもしなかった道を歩んでいます。文化も気候も全然違う環境で育ったからこそ、秋田の良さを見つけることができると信じています。父親によく言われる言葉があります。「大阪パワーでがんばりや!!」。テレビ・ラジオを通して、笑顔を、元気を届けられるアナウンサーを目指しています。いつも身近にいるような、周りを楽しくしてくれるような・・・。秋田で‘大阪のおばちゃん’になるのが私の夢です。 また、様々な経験を積み重ねることで、声の表現の幅が広くなってきたのを自分でも感じます。最近は、小さい子供たちに絵本の読み聞かせをする活動を始めました。ニュースを読むのとは全く違う読み方が必要になってきます。アナウンサーの仕事の奥深さを感じます。

 新人のときに言われていつも心に留めている言葉。「アナウンサーの仕事にゴールはありません」。日々努力。毎日成長。一生かけて磨いていきたいです。

仰星高校の思い出は私の宝物。みなさんも、人生の大切な瞬間を仰星高校で過ごしませんか?

スタジオにて 勉強でも部活動でも学校行事でも、自分のやりたいことを見つけてがんばることができる。それが仰星高校の魅力だと思います。私自身、毎日の学校の授業はもちろん、夏休みの学習合宿で、眠い目をこすりながら英単語を覚えたことは良い思い出です。全国で活躍するクラブが多く、広い視野を持つこともできました。他にも、文化祭でクラスTシャツを作って、必死になってイカ焼きを販売したこと。体育館に集まって野球部の応援の練習をしたこと、修学旅行の沖縄で夜の海を見ながら友達と語り合ったこと。仰星高校の生徒だったからこそできた体験の数々は、今の私の財産になっています。
 

 卒業して10年が経ち、大阪から秋田へ。遠く離れたところにいますが、母校の活躍を目にすることが多く、仰星高校出身ということに誇りを持っています。

 

 みなさんも、仰星高校で人生の大切な瞬間を過ごしませんか?
かけがえのない日々の後、キラキラ輝く大切な宝物を手にするはずです。


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